更新时间:09-30 (小饭桌)提供原创文章
要旨:中国語と日本語では共に漢字が使われているが、同じ漢字表記で意味や語感が異なる場合が多くある。そのため、日本語学習者にとって、同じ漢字を用いる日本語に親しみを感じると同時に、誤用を招くことがある。その中でも、特に日中同形異議語の誤用がたくさんがある。本稿では日中同形異議語の区別をより深く知るため、現代日本語書き言葉均衡コーパス、北京大学中国語言学研究センターのコーパスと中日対訳の人民日報のデータを利用し、同形異議語「深刻」を中心に論じる。筆者は日中の意味、用法、ニュアンス、翻訳という四つの面から、同形異議語「深刻」を比較し、以下のようにその相違を明らかにした。
まず、日本語の「深刻」は中国語の「深刻」より品詞の面においても意味の面においても使用範囲が広いことが分かった。それから、現代日本語書き言葉均衡コーパスと北京大学中国語言学研究センターのデータに基づき、中国語の「深刻」と日本語の「深刻」の用法を分析し、日本語の「深刻」も中国語の「深刻」も、形容(動)詞としてよく使われることを明らかにした。その後、中国語の「深刻」と日本語の「深刻」のニュアンスの違いを考察し、日本語の「深刻」は中国語の「深刻」より、好ましくない意味の持つ言葉を修飾するという特徴が見られる。その結果を踏まえ、中国語の「深刻」と日本語の「深刻」の翻訳語の相違も比較し、中国語の「深刻」はよく日本語の「深い」という言葉に訳され、日本語の「深刻」は中国語の「严重」という言葉に訳され場合が多いことが分かった。そして、日本語の「深刻」の中国語訳はマイナスの意味の中国語に訳される傾向があることも判明した。
キーワード:同形異議語 深刻 コーパス
目次
要旨
中文摘要
はじめに3
1 中日両言語における「深刻」の意味の相違
1.1「深刻」の中国語の意味3
2.1「深刻」の日本語の意味4
2 中日両言語における「深刻」の用法の相違
2.1 中国語の「深刻」の用法4
2. 2 日本語の「深刻」の用法5
3 中日両言語における「深刻」のニュアンスの相違
3.1 中国語の「深刻」のニュアンス5
3.2 日本語の「深刻」のニュアンス6
4 中日両言語における「深刻」の 翻訳の相違
4.1 中国語の「深刻」の日本語訳7
4.2 日本語の「深刻」の中国語訳9
4.3 中日両言語における「深刻」の翻訳語10
まとめ11
参考文献12
謝辞13